こんにちは。憩子’s SALON (ケイズサロン)のアロマテラピスト、佐藤敦子です。
アロマの活用方法をご紹介する本シリーズの第3回目です。
今回は「マルセイユ石鹸」という本格的な石鹸についてご紹介します。
皆さんは「マルセイユ石鹸」をご存知ですか?
「たかが石鹸にそんなにお金をかけたりこだわったりしないわ〜。」と言う方も少なくないと思います。
しかし、この石鹸は、されど石鹸なのです。
マルセイユ石鹸とは
マルセイユ石鹸は、フランス国王ルイ14世がこよなく愛したことで知られる石鹸です。
1688年、ルイ14世は「ヨーロッパでの石鹸製造の独占権をマルセイユに与える」という王令をだしたほど。
お肌に本当にやさしい石鹸で、洗い上がりの肌がキュルキュルします。
赤ちゃんからお年寄りまで、全身にお使いいただけます。この石鹸を使えばお肌の乾燥知らずですよ!

マルセイユ石鹸には「72%」という刻印されたものがあり、この刻印がマルセイユ石鹸の証です。
石鹸の成分として、もともとはオリーブオイル72%、水28%が絶妙な配合とされていましたが、現在はオリーブオイル72%、その他のオイル28%となっております。
その他のオイル
- 泡立ちを良くするココナッツオイル
- 解け崩れを抑えるパームオイル
マルセイユ石鹸は、お菓子作り感覚で作れる
マルセイユ石鹸は自分で作ることができます。1ヶ月間熟成させて、大事に大事に育てるのですが毎回個性のある石鹸が誕生するので、石鹸という名の子供のように感じます。「クリーンスプレー」と同じく私の定番です。
今月作ったマルセイユ石鹸
私の定番、カモミールとローズのドライハーブを飾りにちりばめました。
ピンクの石鹸です。

マルセイユ石鹸ができるまでの様子

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全部の材料が入った所です。
計量と温度が大事です!
さあ、これから混ぜ方スタート!

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フフフ^v^
必殺!ブレンダー使っちゃいました。早い早い。マヨネーズくらいの固さになったら型入れです。

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こんな感じに型入れします。
丸型は、精製水の容器の上下を切ったものを使いました。後は10日間熟成させます。

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10日間、熟成させたので、カットします。

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カットしたマルセイユ石鹸がこちら。
石鹸なのに美味しそう。

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今回も、クオティーの高い子供たちができそうです。
あとは20日間じっくり乾燥させます。

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20日間乾燥させて完成です。トータルで約1ヶ月。
今回も素敵な子たちができました。
香は、爽やかなティートゥリーレモンと甘〜い香のベンゾインです。もう少し熟成させてから使うとします。
atsukoのワンポイント
マルセイユ石鹸は、材料を40分間、ひたすら混ぜて牛乳パックなどの型に入れます。
一見お菓子作りのようですが、作り始めの石鹸は強アルカリ性なので、必ずゴム手袋をしておこないます。
オイルを変えたり、色や香りを加えたり、精油は200滴入れます。なんて贅沢。
また、ハーブを飾ったりしてもいいですね。私は年に2回はまとめて作ってます。
一人で黙々と作るより、誰かと一緒にわいわい作ると楽しいですね。
本当にやさしい石鹸で、洗い上がりの肌がキュルキュルします。赤ちゃんからお年寄りまで全身にお使いいただけます。肌の乾燥知らずでずっと愛用しております。
ここでワンポイント!
この石鹸は、昔し昔しからの製法で肌に悪いわけがなく、もしかしたら17世紀では美肌作りとしても使われていたのかもしれません。しかし、今の現代社会では、17世紀には無かった大気汚染だったりストレスだったり…活性酸素が多くなっております。
なので、美肌を作るには現代に合った美容法や、洗顔法が必要になってくるのだと、私は思います。
マルセイユ石鹸で身体を潤し、アロマで心を癒し、活性酸素を取り除くコスメでお顔の老化を防ぐ。
これぞまさしく、現代に合った究極の美容法ですね!
活性酸素を取り除くコスメについては、どうぞオーナーブログを覗いてみてくださいね。