こんにちは。憩子’s SALON (ケイズサロン)のアロマテラピスト、佐藤敦子です。
アロマの活用方法をご紹介する本シリーズの第2回目。
今回は「グリセリンソープ」を使って自分だけのオリジナル石鹸を作る方法と使い方をご紹介します。
グリセリンソープとは
グリセリンソープは透明な保湿力の高い石鹸で、オリジナルの石鹸をつくる素材として使用されています。
グリセリンソープを溶かして型に流して、固めるだけで石鹸ができあがり。
※Melt(溶かす)& Pour(注ぐ)を略して、M&Pソープとも呼ばれています
オリジナル石鹸の作り方

今回は、このキラキラかわいい石鹸の作り方をご紹介します。
石鹸に香や色を加えたり、型を変えたりしてバリエーションを楽しめて、インスタ映えもしちゃいますよ。
お子様でも簡単に作れるので、夏休みの宿題などにも活用できます。
手洗いやお風呂の嫌いなお子様も、自分で作った石鹸なら喜んで使ってくれますしね。
冬のインフルエンザや、ノロウイルスの予防対策にもぜひ。
もちろんお肌にも優しいので、お肌の弱い方でもお使いいただけます。ただし、美肌作りを目指している方は別です!お顔以外でお使いくださいね。美肌に関する情報は、オーナー阿部のブログをご覧ください。
スペシャリティーな内容が盛りだくさんとなっております。
材料
- グリセリンソープの基材(アロマテラピー専門店で売ってます)
- 好みの精油
- 耐熱容器(ビーカーなど)
- カラージェルやカラーパウダー
- 型(シリコン製の型がおすすめ)
作り方
手順その1
グリセリンソープ(100g)を耐熱容器に入れます。
※グリセリンソープが、かたまりの場合は1cm角くらいの大きさにカットしましょう
手順その2
電子レンジで50秒温めます。このとき沸騰させないように気をつけましょう。
その後一度取り出して、マドラーで泡立てないようにやさしく混ぜます。
グリセリンソープの固形がなくなればOKです。
固形が残っていたらもういちど20秒くらい温めましょう。
手順その3
完全に溶けた②のソープにお好みの精油を入れます。(20滴ほど)
ここでカラージェルなどを入れて混ぜます。
手順その4

お好きな型に流し込んで、1時間以上放置します。
完全に冷えて固まったら完成です。
【用途別】おすすめのブレンド
用途 | 精油と割合 |
サッパリ系 | レモン(4滴)・ティートリー(3滴)・ラベンダー(3滴) |
しっとり系 | ラベンダー(8滴)・カモミールローマン(2滴) |
うっとり系 | オレンジ(8滴)・ゼラニウム(2滴)(ピンククレイを少し入れるといい) |
※クレイとは大地の粘土層から採取された粘土を乾燥させたものです。特徵は汚れを吸着します。
※お子様が作るときの精油の取り扱いには十分にお気をつけてお使いください。
使い方
この石鹸は保湿性に優れています。
手洗い用はもちろん、お肌に優しいので、お顔を洗うのにもご使用いただけます。
atsukoのワンポイント
精油を入れると高級感あふれる石鹸になります。(よく百貨店デパートの寝具用品コーナーなどで見かける高級化粧石鹸のような)
私が好きな精油はラベンダーアブソリュート。甘い香のグリーンな石鹸になります。
ローズの香りが好きなかたは、100gのグリセリンソープにローズの精油を贅沢に2滴ほど入れましょう。
ローズの精油は1滴400円くらいするので、自分へのご褒美として。
できあがった石鹸はランジェリーボックスなどに入れて置くのもおすすめですよ。
※精油を直接肌につけるのはおやめください。精油を肌につける場合は、必ずアルコールや植物オイルなどを加えて、薄めてからお使いくださいね。
美の豆知識「バラはクレオパトラも愛用」

「もし鼻があと1cm低かったら、世界の歴史は変わっていただろう」と言われるほど有名な美の女神、クレオパトラ。
彼女はバラの花を部屋いっぱいに敷き詰めたり、沐浴のお湯にバラをふんだんに入れていたそうです。
バラ以外にも、いくつもの香料をブレンドした香油を全身に塗りこめていたともいわれています。
動物性の香りであるムスクやシベットなど使っていたようですから、かなり濃厚な香りを漂わせていたのでしょうね。
クレオパトラの美しさは、その香りからも想像ができますね。
美は1日にしてならず、継続は力なりですね。
NARD JAPAN ナード・アロマテラピー協会「アロマテラピーベイシック」を参考